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貸切バスの歴史と賢く活用する方法

最終更新日 2024年5月5日 by ouraku

多くの方が、観光旅行に胸を躍らせていることでしょう。
人間は旅をすることで経験を積むことができ、人生に色どりを加えることができます。
日本人は特に世界各国の人々のなかでも、旅行を好む傾向があります。
2019年に総務省と観光庁が共同で調査を実施したところ、年間に約4,600万人もの方が国内・海外のどちらかに出かけて旅行を満喫されていることがわかりました。
像人口は1億人なので、2人に1人がどこかに出かけているというわけです。
中国も同じで、年間に約140日もの間、諸外国や国内で旅をおこなっていることがわかりました。
昨今は個人ではなく団体ツアーが主流となっており、比較的お安いお値段で移動ができるのが魅力といえるでしょう。
そこでここでは、団体ツアーでは欠かすことができない貸切バスの概要と歴史、そして賢く活用する方法をご紹介しましょう。

貸切バスに乗って団体行動をしてみる

広い世界へと旅立ちたいという方にとって、トラベルというものはとても有意義なものです。
ひとりで行くのが不安だという方であれば、貸切バスに乗って団体行動をしてみるといいでしょう。
まず世界で初めてバスが誕生したのは、アメリカのマサチューセッツ州です。
1920年の頃で、当初は兵士の移動に使用をされていました。
寄宿舎から駐屯地へと移動をするための乗り物で、現在のようなシートはついていなかったものです。
日本で初めて貸切のバスが登場したのは、1945年です。
第二次世界大戦の終戦後、シベリアや中国で暮らしていた方たちが数多く引き揚げてきました。
主に船で京都の舞鶴湾に到着をしたのですが、この引揚者たちを最寄りの鉄道の駅に送るために、京都市ではバスを貸切ったということです。
アメリカで初めて誕生したバスと、日本の貸し切りバスのどちらも、戦争というテーマで運行されていたことがわかります。

日本でバスが観光目的で使用されるようになった理由

ではいつから、現在のように観光で使用されるようになったのかというと、それは1970年以降です。
国内ではGHQの支援を受けて、金属加工から縫製・石油化学製品の生産数が大幅に伸びていきました。
俗にいう高度経済成長期の到来であり、1975年にはGDPの伸び率が約50パーセントをオーバーしたほどです。
多くの方たちが裕福な暮らしができる環境を手に入れ、さらに国際線の航空機が羽田空港で出航されるようになって、一気に旅行がブームとなりました。
当時の人気エリアは静岡県の熱海・宮崎県の宮崎市、そして北海道の三か所でした。
どの地域も広範囲に観光スポットが点在しており、必然的に移動をするにはバスが必要となったわけです。
また、1977年以降は国内でたくさんのツアー会社が誕生して、パックツアーというものも生まれました。
これが現在の団体旅行のことを指しており、貸切バスをチャーターして添乗員と参加者が一緒の目的地に行くというわけです。

2021年現在、国内には約16万2,000件のバス会社がある

多くの方が勘違いをなされますが、ツアー会社がバスも運行しているというわけではありません。
2021年現在、国内には約16万2,000件のバス会社があります。
大型二種免許を有した運転手を抱えてる会社であり、ここがツアー会社と契約をおこなってバス本体と、運転手の手配をなされているというわけです。
つまり、団体ツアーでバスに乗るということは、オプションサービスを受けているということにもなります。
今ではインバウンド客の間で日本国内は人気があり、以前のように国内観光客だけでなく、外国の方にも多く利用されるようになりました。

貸切バスの魅力

ここで少し貸切バスの魅力について見ていきましょう。
実際に利用をなさった方は大勢いらっしゃるでしょうが、車内には大型モニターとマイクや照明も備わっています。
ツアーの場合は5時間以上の長い時間、車内に滞在することになるので利用客を飽きさせない工夫をなされています。
その工夫の一つがカラオケであり、車内で本格的なカラオケを体感でききる設備があるほどです。
また、長距離移動で悩みがちになる御手洗いですが、大型観光バスであればお手洗いも完備されているので、快適な移動を実現してくれます。

貸切バスを賢く活用する方法

貸切バスを賢く活用する方法は、個人や学校関係者でも可能です。
たとえば町内会で日帰り旅行を実施する場合、大半の方が自家用車を利用して現地集合をなさることでしょう。
この方法だと自家用車がないご家庭は、参加をし難いものです。
全員が一斉に移動をするのが望ましく、その役に立つのが大型バスです。
1台あたり約20万円で1日借りられるので、町会費などで費用をカバーすると良いでしょう。
学校関係者の場合だと、修学旅行や社会科見学で貸切バスが活用できます。
小学校であれば乗客の大半が子供なので、利用価格が半額以下になるというメリットも備えています。

まとめ

どのバス会社でもチャーターに応じているので、いつでも利用することが可能です。
旅行から合宿など、色んなシーンで利用ができるので、気軽に使ってみるのがいいサービスです。

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